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令和6年 司法試験 短答式 刑法 第4問オ 解説

令6司法 第4問オ刑法横領・背任罪の過去問

問題

次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。 オ.甲は、半日以内にAに返す約束でAの承諾を得て、A所有の自動車をAから借り受けたが、同車を運転するうちに、約束どおり同車をAに返すことが惜しくなり、Aに無断でそのまま10日間にわたり同車を乗り回した。この場合、甲に横領罪が成立することはない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
委託を受けて占有する他人の物について、委託の趣旨に背き「所有者でなければできないような処分をする意思」(横領罪の不法領得の意思)が外部に発現すれば、無断使用の形態であっても委託物横領罪(刑法252条1項)が成立し得る。使用貸借の趣旨を著しく逸脱したかがポイント。

結論

本記述は誤りであり、選択肢2が正しい。半日以内に返す約束で借りた自動車を10日間も無断で乗り回す行為は、委託の趣旨に著しく反し、所有者でなければできないような態様で自動車を支配・利用する意思の発現と評価できるため、甲には横領罪が成立し得る。

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出典:法務省「令和6年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。