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令和6年 司法試験 短答式 刑法 第10問ウ 解説

令6司法 第10問ウ刑法文書偽造罪の過去問

問題

次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。 ウ.甲は、乙から、乙の代わりにA大学の入学試験を受けてほしいと頼まれ、これを引き受け、乙に成り済まして同入学試験を受け、氏名欄に乙の氏名を記載し、乙名義で答案を作成した。この場合、甲に有印私文書偽造罪が成立する。
  1. ①正しい正解
  2. ②誤っている

解説

要点
私文書偽造罪の「偽造」とは名義人と作成者の人格の同一性を偽ることをいう。入学試験の答案は「事実証明に関する文書」に当たり、名義人本人が自ら作成することが文書の性質上当然の前提とされるから、替え玉受験では本人の依頼・承諾があっても有印私文書偽造罪が成立する(最決平成6年11月29日)。

結論

甲は乙に成り済まして答案を作成しており、答案という文書の名義人(受験者として表示された乙)と実際の作成者(甲)との人格の同一性に齟齬があるため、有印私文書偽造罪が成立する。したがって選択肢1(正しい)が公式の正解と一致する。

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出典:法務省「令和6年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。