令和5年 司法試験 短答式 憲法 第18問ア 解説
問題
財政に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ア.市町村が行う国民健康保険における保険料は、憲法第84条に規定する租税には当たらないが、国民健康保険は強制加入とされ、保険料が強制徴収されるものであり、賦課徴収の強制の度合いにおいては租税に類似する性質を有するため、憲法第84条の趣旨が及ぶ。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
国民健康保険料は憲法84条の「租税」そのものではないが、強制加入・強制徴収という点で租税に類似するため同条の趣旨が及ぶ、というのが旭川市国民健康保険条例事件判決の枠組みである(ただし規律は条例によることで足り、その程度は強制の度合い等に応じて判断される)。
結論
選択肢1が正しい。最高裁は、国民健康保険料は憲法84条にいう租税には当たらないとしつつ、強制加入・強制徴収という点で租税に類似する性質を有することから、憲法84条の趣旨が及ぶと判示している。
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出典:法務省「令和5年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
