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令和4年 司法試験 短答式 民法 第33問 解説

令4司法 第33問民法相続の過去問

問題

相続による権利義務の承継に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。 ア.個人根保証契約における保証人の相続人は、主債務者と債権者が相続開始後に締結した契約に基づく主債務について履行する責任を負わない。 イ.土地の使用貸借の借主が死亡した場合、借主の相続人は、使用借権を相続して、その土地を使用し続けることができない。 ウ.土地を権原なく占有していた被相続人が死亡して相続が開始した場合、被相続人のその土地に対する占有は、相続人によって承継されない。 エ.無権代理人が本人を他の相続人と共に共同相続した場合において、無権代理行為を追認する権利は、相続人全員に不可分的に帰属する。 オ.遺産である賃貸不動産から相続開始後に生じた賃料債権は、遺産分割によって当該不動産を取得した者が、相続開始時に遡って取得する。
  1. ①ア イ
  2. ②ア エ
  3. ③イ オ
  4. ④ウ エ
  5. ⑤ウ オ正解

解説

要点
占有は民法896条により相続人に承継されるが、遺産である賃貸不動産から相続開始後に生じた賃料債権は、各共同相続人が相続分に応じて分割単独債権として確定的に取得し、遺産分割の遡及効(909条)の影響を受けない。

結論

誤っているのはウとオであり、選択肢5が正しい。占有は判例上相続人に承継されるため「承継されない」とするウは誤り、また賃貸不動産から相続開始後に生じる賃料債権は各相続人が相続分に応じて分割単独債権として確定的に取得し、後の遺産分割の影響を受けないため「遺産分割により遡って取得する」とするオも誤りである。

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出典:法務省「令和4年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。