令和4年 司法試験 短答式 民法 第2問 解説
問題
成年後見に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.成年被後見人が土地の贈与を受けた場合、その後見人は、その贈与を取り消すことができない。
イ.成年被後見人AがBの意思表示を受けた場合、Aの後見人Cがその意思表示を知った後は、Bは、その意思表示をもってAに対抗することができる。
ウ.成年被後見人Aが未成年者Bの法定代理人としてした行為は、Aの行為能力の制限によっては取り消すことができない。
エ.成年被後見人Aがその財産を管理する後見人に対して権利を有するときは、Aが行為能力者となった時又は後任の法定代理人が就職した時から法定の期間を経過するまでの間は、その権利について、時効は完成しない。
オ.成年被後見人が協議上の離婚をするときには、その後見人の同意を得なければならない。
- ①ア ウ
- ②ア オ
- ③イ エ正解
- ④イ オ
- ⑤ウ エ
解説
要点
成年被後見人の行為能力制限の例外(9条ただし書は日常生活行為のみ)、意思表示の受領能力(98条の2)、制限行為能力者が他の制限行為能力者の法定代理人としてした行為の取消可能性(102条ただし書)、時効の完成猶予(158条2項)、離婚における成年後見人の同意不要(738条・764条)を正確に押さえること。
結論
正しいのはイとエであり、選択肢3が正解である。イは意思表示の受領能力に関する民法98条の2の規定どおりであり、エは時効の完成猶予に関する民法158条2項の規定どおりである。
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出典:法務省「令和4年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
