令和4年 司法試験 短答式 憲法 第3問ウ 解説
問題
法の下の平等に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.相続制度をどのように定めるかは、国の伝統、社会事情、国民感情や、その国における婚姻ないし親子関係に対する規律、国民の意識等を総合的に考慮するなど立法府の合理的な裁量判断に委ねられているが、嫡出性の有無による法定相続分の区別は、立法府に与えられた上記のような裁量権を考慮しても、こうした区別をすることについて合理的な根拠が認められないから、合理的理由のない差別として、憲法第14条に違反する。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
非嫡出子相続分規定は最大決平成25年9月4日で憲法14条1項違反と判断された。立法裁量を考慮してもなお、遅くとも平成13年7月当時には合理的根拠を欠くに至ったという判断枠組みを押さえること。
結論
選択肢1が正しい。最高裁は、相続制度の内容は立法府の合理的裁量に委ねられるとしつつも、嫡出でない子の法定相続分を嫡出子の2分の1とする民法900条4号ただし書前段の規定について、遅くとも平成13年7月当時には合理的根拠を欠くに至っていたとして憲法14条1項に違反すると判断した。
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出典:法務省「令和4年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
