SaySayLaw無料で演習する

令和3年 司法試験 短答式 民法 第2問 解説

令3司法 第2問民法意思表示の過去問

問題

意思表示に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.表意者がその真意ではないことを知って意思表示をした場合において,相手方が,表意者の真意を具体的に知らなくても,その意思表示が表意者の真意ではないことを知り,又は知ることができたときは,その意思表示は無効である。 イ.表意者の意思表示がその真意ではないことを理由として無効とされた場合において,その無効は,善意であるが過失がある第三者に対抗することができる。 ウ.相手方と通じてした虚偽の意思表示の無効は,第三者がその表示の目的につき法律上の利害関係を有するに至った時に善意であれば,その後悪意になったとしても,その第三者に対抗することができない。 エ.相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合,相手方がその事実を知らなかったとしても,それを知ることができたときは,表意者は,その意思表示を取り消すことができる。 オ.強迫による意思表示の取消しは,善意でかつ過失がない第三者に対抗することができない。
  1. ①ア ウ
  2. ②ア エ
  3. ③イ ウ
  4. ④イ オ正解
  5. ⑤エ オ

解説

要点
心裡留保・虚偽表示・詐欺・強迫それぞれの第三者保護規定の要件(善意か善意無過失か)と、強迫には第三者保護規定がないことを条文ごとに正確に区別する。

結論

誤っているのはイとオであり,選択肢4が正解である。心裡留保の無効は善意であれば過失があっても対抗できず(民法93条2項),強迫による取消しには詐欺と異なり第三者保護規定がないため善意無過失の第三者にも対抗できる。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。