令和3年 司法試験 短答式 憲法 第5問ア 解説
問題
表現の自由に関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の批判となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。
ア.a.表現の自由に対する規制について,表現の内容に着目した内容規制には,厳格な審査基準が妥当し,表現の時・場所・方法等の規制に関わる内容中立的規制の場合には,より緩やかな審査基準が妥当する。b.審査基準の枠組みの設定の仕方が図式的になり過ぎており,人によって極めて重要な意義を持つはずの表現の時・場所・方法等の規制の危険性・問題性を軽視している。
- ①bの見解がaの見解の批判となっている正解
- ②そうでない
解説
要点
内容規制/内容中立規制の二分論に対しては、内容中立規制(時・場所・方法の規制)の中にも重大な表現制約となりうるものがあり、一律に緩やかな基準を適用するのは危険だとする批判が代表的である。a・bの対応関係を問う問題では、bの指摘がaの枠組み・前提そのものに向けられているかを確認する。
結論
bの見解は、aが採用する内容規制/内容中立規制という二分論的な審査基準の枠組みが、内容中立規制(時・場所・方法等の規制)の持つ表現の自由への深刻な制約可能性を軽視していると批判しており、これはaの見解に対する正面からの批判といえる。したがって選択肢1が正しい。
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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
