令和3年 司法試験 短答式 憲法 第10問ウ 解説
問題
刑事補償請求権に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.判例は,家庭裁判所における少年審判手続において非行事実がないことを理由とする不処分決定について,刑事事件において無罪の裁判を受けたことと実質的に同視できるとして,同決定を受けた者を刑事補償の対象としないことは憲法第40条に違反すると解している。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
判例は、少年審判の非行事実なし不処分決定は刑事訴訟手続における無罪の裁判と性質を異にするとして憲法40条・刑事補償法の適用を否定し、補償対象としないことも憲法40条に違反しないとした(なお、その後の立法で少年保護事件についての補償制度が設けられている)。
結論
判例は、少年審判における非行事実なしを理由とする不処分決定について、刑事事件の無罪判決と実質的に同視できるとはせず、刑事補償の対象としないことも憲法40条に違反しないと判断している。したがって本記述は誤りであり、選択肢2が正しい。
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出典:法務省「令和3年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
