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令和2年 司法試験 短答式 憲法 第16問ア 解説

令2司法 第16問ア憲法違憲審査制・憲法訴訟の過去問

問題

違憲判断の方法に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ア.最高裁判所は,公務員による政党機関誌の配布が国家公務員法違反に問われた堀越事件(最高裁判所平成24年12月7日第二小法廷判決,刑集66巻12号1337頁)において,被告人の配布行為には公務員の職務の遂行の政治的中立性を損なうおそれが実質的に認められず,当該配布行為に罰則規定が適用される限りにおいて憲法第21条第1項及び第31条に違反すると判示した。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
堀越事件は、国家公務員法102条1項・人事院規則の禁止する「政治的行為」を、公務員の職務遂行の政治的中立性を損なうおそれが実質的に認められる行為に限定して解釈した上で、被告人の行為はこれに当たらないとして無罪としたものであり、「罰則規定を適用する限りで違憲」とする適用違憲の判断はしていない点を押さえる。

結論

選択肢2が正しい(記述アは誤り)。堀越事件で最高裁は、国家公務員法102条1項及び人事院規則14-7の規制対象を限定的に解釈した上で、被告人の行為はそもそも処罰対象に含まれないとして無罪としたのであり、罰則規定を「適用する限りにおいて憲法21条1項・31条に違反する」とする適用違憲の判断をしたわけではない。

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出典:法務省「令和2年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。