令和2年 司法試験 短答式 憲法 第12問イ 解説
問題
天皇が国会の開会式に出席して述べる「おことば」の憲法上の位置付けに関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の根拠となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。
イ.a.天皇は公人であり,「おことば」を述べることは公人としての行為である。b.天皇の行為は限定するべきであり,天皇の行為には,憲法が定める国事行為と私的行為の二つしかないと考えるべきである。
- ①bの見解がaの見解の根拠となっている
- ②そうでない正解
解説
要点
天皇の行為を巡る学説は『二行為説』(国事行為・私的行為のみ)と『三行為説』(これに公的行為を加える)が対立しており、二行為説は公的行為概念そのものを否定するので、公的行為を前提とする見解の根拠にはなり得ない。
結論
選択肢2が正しい。bの見解(国事行為と私的行為の二つしかないとする二行為説)は、aの見解(おことばは公人としての行為=公的行為であるとする立場)を否定する対立見解であり、根拠関係にはない。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「令和2年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
