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令和元年 司法試験 短答式 民法 第37問 解説

令元司法 第37問民法債権の目的・効力の過去問

問題

物の保存又は財産の管理についての注意義務に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.特定物の引渡しを目的とする債権の債務者は,債権者に受領遅滞があった場合であっても,善良な管理者の注意をもって,目的物を保存する義務を負う。 イ.特定物の引渡しを目的とする債権の債務者が負う目的物の保存の義務は,特約により軽減することができる。 ウ.贈与契約の贈与者は,目的物の引渡しまでの間,自己の財産に対するのと同一の注意をもって,目的物を保存すれば足りる。 エ.相続人は,相続の承認又は放棄をするまでの間,その固有財産におけるのと同一の注意をもって,相続財産を管理すれば足りる。 オ.限定承認者は,善良な管理者の注意をもって,相続財産を管理する義務を負う。
  1. ①ア ウ
  2. ②ア エ
  3. ③イ エ正解
  4. ④イ オ
  5. ⑤ウ オ

解説

要点
特定物債権の保存義務は原則400条の善管注意義務だが、受領遅滞中(413条1項)は自己の財産に対するのと同一の注意に軽減される。相続関係では、承認・放棄前の相続人(918条)も限定承認者(926条1項)も『固有財産におけるのと同一の注意』で足り、善管注意義務ではない点を条文ごとに区別して覚える。

結論

正しいのはイとエであり、選択肢3が正解である。イは400条の保存義務が任意規定であり特約で軽減できること、エは相続の承認・放棄前の相続人は固有財産におけるのと同一の注意で足りること(918条)に基づく。

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出典:法務省「令和元年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。