平成29年 司法試験 短答式 憲法 第12問イ 解説
問題
天皇に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.判例は,天皇が日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であることに鑑み,天皇には民事裁判権が及ばないとし,摂政についても,天皇の名でその国事に関する行為を行うことから同様であるとしている。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
最判平成元年11月20日は「天皇が日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であること」から天皇に民事裁判権が及ばないとしたが、摂政について同様の判断を示したものではない。判例が述べていないことを判例の立場として問う点が誤り。
結論
記述イは誤りであり、正解は選択肢2である。判例は天皇について民事裁判権が及ばないと判断したが、摂政についてまで同様の判断を示したことはない。記述イは、判例が述べていない内容を判例の立場として挙げている点で誤っている。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「平成29年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
