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平成29年 司法試験 短答式 刑法 第8問ウ 解説

平29司法 第8問ウ刑法窃盗罪の過去問

問題

不法領得の意思に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ウ.甲は,自宅で分解して売却できそうな部品を中古部品屋に売却する目的で,知人乙所有の自動車を乙に無断で運転してその場から走り去った。この場合,甲に不法領得の意思は認められず,窃盗罪は成立しない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
判例のいう不法領得の意思は「権利者を排除し、他人の物を自己の所有物と同様にその経済的用法に従い利用又は処分する意思」であり、利用処分意思の「経済的用法」は物の本来の用法どおりの使用に限られない。自動車を分解して部品として売却する目的での無断持ち去りも利用処分意思を満たし、窃盗罪が成立する。

結論

選択肢2が正しい(記述は誤り)。甲は知人乙所有の自動車を、分解して部品を売却する目的で無断で持ち去っており、これは自動車の経済的価値を利用・処分する意思にほかならず、不法領得の意思(利用処分意思)が認められるため窃盗罪が成立する。

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出典:法務省「平成29年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。