平成28年 司法試験 短答式 憲法 第18問ウ 解説
問題
政党が党員にした処分に対する裁判所の審査権に関する次のアからウまでの各記述について,判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.政党が党員に対して行った処分が,党員の一般市民としての権利利益を侵害すると認められる場合,その処分は司法審査の対象となり,裁判所は,政党の有する内部規律に関する決定権に照らしてその処分の内容が合理的か否かについて審査するべきである。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
政党の党員に対する処分が一般市民としての権利利益を侵害し司法審査の対象となる場合でも、裁判所は処分内容の当否・合理性に立ち入るのではなく、当該政党の自律的規範(規範がないときは条理)に照らし適正な手続に則ってされたか否かを審理判断するにとどまる(共産党袴田事件)。
結論
選択肢ウは誤り(選択肢2が正しい)。判例は、政党の党員に対する処分が一般市民としての権利利益を侵害し司法審査の対象となる場合であっても、裁判所は処分の内容の当否(合理性)に立ち入って審査するのではなく、当該政党の自律的規範・規約等に照らして手続の適正性を審理判断するにとどまるとしている。
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出典:法務省「平成28年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
