平成25年 司法試験 短答式 憲法 第5問ア 解説
問題
憲法第19条の保障する思想・良心の自由に関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の批判となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。
ア.a.思想・良心の意味は,人の内心における物の見方ないし考え方であり,事物に対する是非弁別を含む内心一般と捉えるべきである。b.思想・良心の自由が保障される範囲を広範に捉えることは,その高い価値を低下させ,むしろ,その自由の保障を弱めるものである。
- ①bの見解がaの見解の批判となっている正解
- ②そうでない
解説
要点
思想・良心の意味については、内心一般を広く保護する『内心説(広義説)』と、世界観・人生観など個人の人格の核心にかかわる事項に限定する『信条説(限定説)』が対立し、後者は前者に対し『保護範囲を広げすぎると自由の価値・保障の実効性が薄れる』という批判を行う、という対立構造を理解しておく。
結論
選択肢1が正しい。bの見解は、aが採る広義の内心説(是非弁別を含む内心一般まで思想・良心に含める立場)に対して、保護範囲を広げすぎると自由の重要性・保障の実効性がむしろ弱まる、という限定説の立場からの典型的な批判になっている。
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出典:法務省「平成25年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
