平成23年 司法試験 短答式 憲法 第15問ウ 解説
問題
比例代表制度の下における国会議員の政党間の移動に関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の根拠となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。
ウ.a.比例代表制によって選出された国会議員が自発的に当該政党の所属でなくなった場合に限り,当該議員は議席を喪失する。b.比例代表選出の国会議員であっても,政党から自由に意思を形成できる全国民の代表である。
- ①bの見解がaの見解の根拠となっている
- ②そうでない正解
解説
要点
「全国民の代表」論は自由委任・党籍変更の自由を根拠づける方向に働くのが通常であり、逆に「自発的離党の場合のみ議席喪失」という限定的帰結を導く根拠にはならない。見解の論理的方向性を丁寧に追うことが必要。
結論
選択肢2が正しい。bの「全国民の代表」論は、議員が政党の意思から自由であることを根拠づけるものであり、通常は党籍変更をしても議席を失わないという結論を導く方向に働く。これに対しaは「自発的に党籍を離脱した場合に限り議席を喪失する」という、党籍と議席を強く結び付ける限定的な帰結であり、bの論理から素直に導かれるものではない。
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出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
