平成23年 司法試験 短答式 憲法 第12問イ 解説
問題
憲法第31条に関する次のアからウまでの各記述について,aの見解からbの見解が導き出せる場合には1を,導き出せない場合には2を選びなさい。
イ.a.憲法第31条は,刑罰を科する場合の手続が法律で定められなければならないということと,手続が適正なものでなければならないということを規定したものである。b.憲法第31条は,罪刑法定主義を定めた規定ではなく,その根拠は憲法の別の条文に求めなければならない。
- ①aの見解からbの見解が導き出せる正解
- ②導き出せない
解説
要点
憲法31条の内容をどう画するか(手続の法定・適正のみか、実体である罪刑の法定・適正まで含むか)によって、罪刑法定主義の根拠条文が31条自体か他の条文かが決まる。aの定義が手続面に限定されていれば、罪刑法定主義(実体面のルール)は31条の射程外となり、根拠を別条文に求めるというbの結論が論理的に導かれる。
結論
選択肢1が正しい。aの見解は憲法31条の内容を「手続の法定」と「手続の適正」という手続面に限定して定義しており、実体面である罪刑の法定(罪刑法定主義)については何も述べていない。手続面に限定した以上、罪刑法定主義という実体的要請は31条の内容に含まれないことになり、その根拠は別の条文に求めるほかない、というbの結論が論理的に導かれる。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
