令和8年 司法試験 短答式 憲法 第7問ウ 解説
問題
生存権に関する次のアからウまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.最高裁判所の判決(最高裁判所令和5年12月15日第二小法廷判決、民集77巻9号2285頁)は、原告らの公的年金給付を減額することとなる旨を規定する立法を立法府がしたことは、マクロ経済スライド制の適用の実現につながり、年金制度の持続可能性を確保するとの観点から不合理とはいえないことなどから、明らかに裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用したものであるとはいえないとした。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
年金減額(マクロ経済スライド特例水準解消)訴訟でも、堀木訴訟以来の広範な立法裁量論が踏襲され、「著しく合理性を欠き明らかに裁量の逸脱・濫用がある場合」に限り違憲となるという枠組みで合憲判断がされた。
結論
最高裁令和5年12月15日第二小法廷判決は、公的年金の給付減額立法について、マクロ経済スライド制の実現や年金制度の持続可能性確保という観点から合理性があるとして、立法府の裁量権の逸脱・濫用を否定した。問題文はこの判旨を正確に述べており、選択肢1(正しい)が妥当である。
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出典:法務省「令和8年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
